貴重な経験
あかん、周りが敵だらけに見える。
現在、ずっと時間がなくて疎かになっていた区役所にようやく来た。
この区役所に来るまでに電車に乗って来たわけだが、それまでの間にすれ違う人、社内の人、ほとんどの人が敵に見える。
頭がぼーっとする。
気持ちが悪い。
本来なら今日は家から出たくはなかった。出る気がなかったのではなく、正しくは出る勇気がなかなか出なかったといった方が正確だと思う。
そして、ときどき意味もなく無性に泣きたくなる。
少しの間でいいから、他者に依存してでも、回復したい。
自分でもわかっている。休養が必要なことは。でも、じっとしていることですら焦りを感じで不安でしかたがない。
だからと言って、明日からのこと、大学の授業のことを考えようとすると、胸が苦しくなる感じがして、さらに息苦しくなる。
少し身辺の整理をして、思いっきり休んでみようかな…。
この約2ヶ月間やってきたことも、最後まで行うことなく、私の手を離れることになる。正直やるせない気持ちにもなる。
しばらく、大学に関わるコミュニティから離れてみようかな…。
しかしながら、将来の私の職を考えるとほんまに貴重な経験をしているなと、冷静に考えればそう思える。
過去に最も近い肉親を亡くしたときの心的プロセスを知り、今回は鬱なのかはわからないが、そういった状況のプロセスを体験している。
ほんまに泣きたくなる。
まさか、こんなに周りが敵だらけに見えて来る感じかこんなものだとは想像もできなかった。
不安で、息苦しくて、
もうすぐ授業が始まってしまうことが、私をさらに苦しめている。
次は病院に行きたいけど、実はそれすら怖い。あかん、それでも勇気を出して行かないと。
何が勇気かはわからないけど、やるしかない、行くしかない。
とりあえず、今のこの自身の状況を改善することに努めよう。