漢検受験

 今日は梅雨の時期の最後の選択のチャンスだと判断し、朝起きて速攻、洗濯物をした。昼に少し雨が降ったが、どうにか乾かすことができた何よりだった。

 さて、本日はついに漢検2級を受験してきました。先週の日曜日ごろは、ほんまにいけんのか…?と思ったが、本日、普通に行いけた!! さらに、最後の最後に「開襟」という漢字を思い出した自分を褒めてあげたい! 部首を答えるのは完璧。対義語、類義語を答えるのも一つを除いて全部わかった! 読みも書きも! ただ、さすがに四字熟語は難しかった。

 1週間前ほど前から毎日3,4時間ほど勉強を続けた。いや〜しんどかった。

 それにしても、毎日、再発見の連続であった。勉強を進める中で、どれだけ私が漢字を曖昧に覚えていたのかを目の当たりにした。

 今回の漢検の勉強に私は1つの縛りを設けた。それは「同じ漢字を何度も書き取りを行って覚えない」というもの。これまでの学習・記憶心理学の知識と、行動分析の技法を使用して、短期間で覚えた。でも、覚えた漢字を書いてと言われても、私は書けない。変な話だが、何を覚えたのかを覚えていない。しかし、問題は解ける。覚えている漢字や語句も使用できる。一見、不思議なようだが、不思議じゃないんだなこれが。

 記憶のメカニズムを理解すれば、なんら難しくはない。あとはたとえ問題を間違えようとも自分を責めず、できたところ賞賛し、正解すればガッツポーズを加えて大いに賞賛する。

 漢字に限らず、何かを覚えるにはただ単に、それそのものだけ覚えるのではなく、それに関わる漢字の意味や使用方法とか同音異義の漢字を比較学習し、どのような文脈で使用されるかも学習していく。そうすれば、意味水準のレベルが高まり、記憶に定着されやすい。
 記憶したものを思い出すのは、心理学では大きく再認または再生と言う。再認は、あったかなかったかを判断するもので、再生は記憶したものをそのまま書くこと。どちらにせよ、それら容易に行うようにするには、様々な手掛かりを加えておくのがテクニック。これは記憶の意味ネットワーク理論に結びつくもので、いろんなところで使用できる。ただ単に暗記して覚えられるのは、さすがに徐々に難しくなる。しかし、知識のの構造化による記憶量の増加はほぼ無限大なのだ。

 例えば、龍馬伝を見て考えるが、歴史を勉強するもにも、何かの興味のある出来事を軸にして、そこから覚えていけばたぶん効率的に覚えることができる。高校までの授業のように、過去から現代に向かうように覚えるのは、時間軸に沿っていくため、つながりはわかりやすいが、始めの方に興味がわかなかった人はそこで恐らく歴史の勉強に嫌気がさすだろう。
 これは英語でも数学でもなんでもそうだと思う。こうして考えていくと、授業って個人単位で何かを教えるのが難しいのだなと思う。ようは1年間で勉強しないといけないことを覚えるのなら、その順番にって別にどうでもいいんじゃない?って思ったりもする。
 まぁ、数学などの前提となる知識がないと理解できないものがあるのもあるが・・・。あ、でも私は数学の授業で微分積分を習う前に、ある検定試験のために方法だけ先に覚えて、あとから細かいことを覚えたけど、あれでも十分に学習効果があったかと。

 さて、次は2級の漢字レベルを維持するためにも、準1級の勉強でもやっていこうかなと。まぁ、それよりも文学作品を呼んで語彙力も付けていかんとな〜。

 まぁ、明日からもまた頑張りますか。