神経科学と心理学

 私は行動分析学を専門としていているが、心理学全般を勉強しながら、生理学と脳科学とかほんまに発展してきているな〜と、つくづく思う。つい数年前までわからなかったことが、医学の発展や技術の発展で、神経科学分野が大きく進んでいる。こういったところから、心理学ってもういらないんじゃない? 神経(脳)を研究すれば全てが分かるんじゃないの? って疑問を持つ人も多いんじゃないかと。

 まぁ確かにそうとも思えるよねと。心理学はいわゆる「mind of science」で、思考というか行動についての科学的な学問。科学というイメージが物理学とか化学とかが強いと思う。しかし、科学とは別にそれだけではなく、何を対象とするかでその分野が決まる。心理学はその対象を生物の行動や思考としている。

 そして、神経科学科どれほど発達したとしても、どうしてそうなったのかは説明しきれない。それを説明するのに、心理学でいうと進化心理学とか行動主義的心理学があるのかなと思う。

 うん、そんな感じ。あかん、もっと勉強瀬なあかんなと本気で思う。