【日記】正課以外の学習

応用社会心理学の公開講義「ALS患者のITを使用したコミュニケーション」

難病をもちそれと真摯に向き合われている方を見ると、頭が下がる思いである。

この講義の最後の質問で「これだけがんばることができる、気力は何ですか」というような質問にその患者さんが答えられたのが。「家族がいるから」と言われた。
その方はしゃべることができないので、機械を使って言葉を打ち、それを音声として出すのだけど、そのときは、その言葉を奥様が代わりに言われていて、奥様はその言葉を発するときには涙を隠せずにいた。私もその言葉に聞いて胸にこみ上げるものがあった。

土曜日講座 「マンガはわかりやすいのか」
これは毎週、通っている土曜日講座であるが。今月の特集は「視覚の想像力」として計4つの講義が行われた。

国際平和ミュージアム世界報道写真展
日曜日に行った国際平和ミュージアムについても、戦争に、平和にと、私が専門とする心理学がどのような介入ができるかを考えさせられた。

それは、戦争時の民衆の、または軍部の、または世界の個人的心理から集団・社会的心理まで考えることなのかもしれない。

そこから見えてくる、現代の問題、課題を浮き彫りにし、それに改善案を出し対策を採ることなのかもしれない。

正直、今はわからない。しかし、もし、ここに行かなければそれらを考えさえしなかっただろう。

この国際平和ミュージアムで常設展を見ながらも、過去に見たドキュメンタリー番組の内容を思い出しながらみていた。

これらはすべて学ぶことのヒントであり、いつか思い出すことを前提に学習している。
すべてを覚えておくことなどできやしない。

このように正課以外のところでも、講演会や講座、また展覧会にいくとそこにはさまざまなヒントがある。

次の新たな講演、特別講義の情報もそこで手に入れることができる。こう見ていると法人としての立命館はとてもレベルの高いものだと思わされる。