【内的考察】パソコンのキーボードタッチの学習

昨日(08/11/7)に、ふとキーボードを見ながら以下のようなことを考えた。
1.ブラインドタッチをする人は頭でどのようなイメージを持ちキーボードを打つのか
2.ブラインドタッチができるようになるまでの学習過程はどのようなものなのか

まず、視覚的に考えてみた。キーボード見つめながら、そこに「RITUMEIKAN」と打つように、キーボードのキー配列を見た。すると視覚的にはキーを直線的に見るようにイメージした。
次に、実際にキーボードに手をおいて考えてみた。すると、直線的なイメージは持たず、マウントポジションと言われるところからの相対的に、また、前のキーを打った手、指の位置からの相対的なイメージを持った。
そして、次に考えたのが、ブライドタッチをできる人でも、キーボードの配列を答えてもらっても、多くの人が答えられないのではないかということである。つまり、多くの人がキーの配列を直接に記憶しているのではなく、先にあげた相対的に記憶しているのではないかという疑問が浮かび上がった。
また、その学習過程であるが、私自身の記憶では、はじめはキーを見ながらでないと打つことはできなかった。次第に見なくても打てるようになった。そこで考えた。学習過程には内的フィードバックを外的フィードバックの両面がある。まず、内的フィードバックについては、指の動き、手の動き。そして外的フィードバックについては、実際に画面に映し出された文字がある。何度も練習を重ねることにより、打ち間違えたのを見て、いまの指の動きでは間違うと認識、そして、キーボードを見て学習。再度行い学習していく。このような過程があると思う。

そして、このことを他の人に話すと、「それには、パターン認識もあるのではないか」といったご指摘をいただいた。
そうか、なるほど「Study」と入力しようとすると、うまく入力できない。それは、ひとつひとうの「S」「T」「U」「D」「Y」と考え、入力しようとすると難しい。「RITUMEIKAN」もそうだ・これを「りつめいかん」と考え打つのと、一つ一つアルファベットととしてとらえるのとでは、認識パターンが違う。つまり、日本語における50音などをパターンとして認識しているのではないか。
と、まぁいろいろと考えた。そして、なぜ私がこのようなことを考えるのかというと、健常者(私はあまりこのような言い方は好きではないが、便宜上使う)のパターンを考えることにより、障害を持つ方の学習支援になるからだ。また、他にも、コンピュータへの応用なだも考えられるからである。

【感想】
心理学は行動の科学。私はこちらの分野が向いているのかなと、ふと思ったりした。