統計を学びながら考える

昨日、心理学データ解析法で重回帰分析の基本理論を理解した。そういえば、この多変量解析は統計の分野で言うと、記述統計になるの? それとも推測統計?
厳密に言うと、推測を行っているのだから推測統計のような気がするけど…。でも、そっか母集団を規定しているのだからやっぱり推測統計か!と。
最近は自分自身の学問に対しても様々なことを考えて、そしてこうして統計を学んでいると、統計も一つの手段なんだなと思う。はじめに統計ありきのデータの収集や、問題設定はナンセンスだなと。
ある問題を解明するために、方法を考えて、その結果を整理するために統計を使用することを決める。つまり、ある統計手法を使用したらこんな感じの結果がでるから、これを利用できるような研究をしよう、というのが不自然かと。

つまり
?問題→?方法の検討→?実施→?結果の整理→?考察
という流れがあって、?と?はまぁ、1セットみたいなものであると捉えることはできるとして、?がほんまに重要なんだねと。

ある問題を対象として、どのような方法論で行うのが、その問題を適切に扱うことができるかの考察を行わないといけない。はじめから?ありきではいけないのだ。

?はそれぞれの学問でその定義は変わってくるのであろうけど。では、こういったところで、学際的な研究とはどのように結び付いていくのだろうか。
恐らく、???ぐらいなのかな? 先に上の流れ自体も、もっと検討する必要があるんだろうけど。

参考文献としてはこちら、最近、この本に完全に触発されてます。

心理学論の誕生: 「心理学」のフィールドワーク

心理学論の誕生: 「心理学」のフィールドワーク